(仮訳)ベトナム産の昆虫生菌の新種、Moelleriella pumatensis
Mongkolsamrit, S. et al., 2011. Moelleriella pumatensis, a new entomogenous species from Vietnam. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/contentone/mtax/mt/2011/00000117/00000001/art00007 [Accessed February 23, 2019] 【R3-05978】2019/2/23投稿

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3行まとめ

ベトナム、ゲアン省の森林においてカイガラムシの仔虫に生じた病原菌の一種を検討し、Moelleriella pumatensisとして新種記載した。
本種は子座を囲んで黄金色の分生子を形成することなどで特徴づけられ、有性世代は見出されなかった。
本種のアナモルフはAschersonia属に類似していたが、分子系統解析の結果、Moelleriella属菌のアナモルフであることが確かめられた。
Vietnam, Nghe An Province, Khe Moi trail, Pu Mat National Park

(新種)

Moelleriella pumatensis T.T. Nguyen & N.L. Tran
語源…プーマット産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Moelleriella libera
分生子が黄色の塊をなす
分生子が紡錘形
本種と異なりベトナムではなくブラジル、フロリダ、ベネズエラなどに分布する
本種と異なり有性世代が知られている
本種より分生子のサイズがやや小さい
本種より側糸のサイズがやや短い
Moelleriella ochracea
子座がクッション状
分生子が帯黄橙色~橙色の塊をなす
分生子が紡錘形
TEF1に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりベトナムではなく新熱帯などに分布する
本種と異なり子座が黄金色ではなく白色~淡黄色
TEF1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される