2018年8月30日 (仮訳)分子および形態学的根拠に基づき明らかになった中国熱帯産のキクラゲ目の1新属新種 Yuan, H-S., Lu, X. & Decock, C. 2018. Molecular and morphological evidence reveal a new genus and species in Auriculariales from tropical China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article_preview.php?id=25271 [Accessed August 30, 2018]. 【R3-05446】2018/8/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省で採集された材生息菌の一種を検討し、新属新種Grammatus labyrinthinusとして記載した。 本種は子実体が一年生で背着生、子実層托が類孔口状で、担子器に縦隔壁を有し、担子胞子が長楕円形~円筒形、2菌糸型であることなどで特徴づけられた。 また、形態学的検討および分子系統解析の結果を基に、Heteroradulum semisを本新属に移した。 中国雲南省シーサンパンナ・タイ族自治州景洪市納板河自然保護区 (新種) Grammatus labyrinthinus H.S. Yuan & C. Decock 語源…(属名)文字(子実層托の形状から)/(種小名)迷路状の(子実層托の形状から) 【よく似た種との区別】 Heteroradulum kmetii ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が一年生ではなく多年生 本種と異なり子実体が背着生ではなく半背着生 本種と異なり子実体が帯桃色または帯赤色 本種と異なり子実層面が初め平滑でのちに不規則に配列し、伸長部が尖る ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Grammatus semis 中国に分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (新組み合わせ) Grammatus semis (Spirin & Malysheva) H.S. Yuan & C. Decock 旧名:Heteroradulum semis Spirin & Malysheva 【よく似た種との区別】 Grammatus labyrinthinus 中国に分布する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される