(仮訳)ヒマラヤ西部におけるCystodermella cinnabarinaの分子および表現型の記載:パキスタンにおける新産属
Razaq, A., Ilyas, S. & Khalid, AN., 2013. Molecular and Phenotypic Descriptions of Cystodermella cinnabarina from Western Himalaya: A New Genus for Pakistan. Journal of Mycology. Available at: http://www.hindawi.com/journals/jmy/2013/793124/abs/ [Accessed May 7, 2014].
【R3-00691】2014/05/08投稿

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3行まとめ

パキスタン、ヒマラヤ西部の温帯湿潤林で採集されたチャヒメオニタケ (Cystodermella cinnabarina) を、パキスタン新産種として報告した。
ITS領域に基づく分子系統解析を行った結果、パキスタン産とヨーロッパ産の本種は顕著な単系統群を形成した。
ヨーロッパ産の本種の系統は、さらにイタリア産と北欧産の2つのサブクレードに分かれたが、パキスタン産の標本は前者により近縁であった。

(パキスタン新産種)

Cystodermella cinnabarina (Alb. & Schwein.) Harmaja
チャヒメオニタケ
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【よく似た種との区別】
Cystoderma carcharias
インド亜大陸に分布する
担子胞子のサイズの範囲が非常に近いことがある
本種と異なりインド亜大陸ではパキスタンではなくインドに分布する
本種と異なり傘が帯橙褐色ではなく白色
本種と異なり担子胞子が非アミロイドではなくアミロイド