(仮訳)分子データによりコスタリカ産Rhytidhysteron rufulumが形態形質および化学形質により裏付けられる4つの異なる系統からなることが示唆された
Murillo, C. et al., 2009. Molecular data indicate that Rhytidhysteron rufulum (ascomycetes, Patellariales) in Costa Rica consists of four distinct lineages corroborated by morphological and chemical characters. Mycological Research.…. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0953756208002190 [Accessed September 28, 2014].
【R3-01141】2014/09/29投稿

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3行まとめ

コスタリカにおいて汎熱帯的な種、Rhytidhysteron rufulumの形態、化学成分、分子系統を検討した。
ITS領域に基づく分子系統解析により、本種が4つの異なる系統からなる種複合体であることが示され、再検討の結果、これらの系統には従来種内変異の範疇とされていた形態的差異が認められた。
また、4系統はHPLCおよびNMRで検出された化学成分(パルマルマイシン類/デヒドロクルブラリン/未知成分)の差異によっても裏付けられた。

(その他掲載種)

Rhytidhysteron rufulum (Spreng.) Speg.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Rhytidhysteron hysterinum
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3ではなく1
Rhytidhysteron dissimile
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3ではなく5
Rhytidhysteron opuntiae
本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が横3ではなく横1-3(4-5)と中央の細胞に縦1