(仮訳)分子データによりDidymella aptrootiiがバンブシコラ科の新属であることが示された
Zhang, H. et al., 2016. Molecular data shows Didymella aptrootii is a new genus in Bambusicolaceae. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.247.2.1 [Accessed February 25, 2018].
【R3-04885】2018/2/25投稿

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3行まとめ

タイで見出されたタケ生息性水生菌のDidymella aptrootiiに対して新属Longipedicellataを提唱した。
複数遺伝子に基づく分子系統解析により、本新属がバンブシコラ科に属することが示された。
本種はPalmiascoma属とは子嚢胞子の色、Bambusicola属とは子嚢胞子の形状や偽側糸の有無などが異なっていた。

(新組み合わせ)

Longipedicellata aptrootii (K.D. Hyde & S.W. Wong) H. Zhang, K.D. Hyde & J.K. Liu
語源…(属名)長い柄(子嚢の柄の長さから)
旧名:Didymella aptrootii K.D. Hyde & S.W. Wong
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【よく似た種との区別】
Palmiascoma spp.
同じバンブシコラ科に含まれる
本種と異なり子嚢胞子が無色ではなく暗褐色
本種と異なり子嚢胞子表面が小刺状
本種と異なりアナモルフが知られている
nrLSU+nrSSU+EF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bambusicola spp.
同じバンブシコラ科に含まれる
子嚢果が埋生する
子嚢果が単室
偽楯状子座が黒色
子嚢胞子が無色
本種と異なり偽側糸を有する
本種と異なり子嚢胞子が楕円形~広紡錘形ではなく狭紡錘形
本種と異なりアナモルフが知られている
nrLSU+nrSSU+EF1-α+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される