(仮訳)中国雲南省産の新種Monochaetia ilexae
De Silva, NI. et al., 2017. Monochaetia ilexae sp. nov. (Pestalotiopsidaceae) from Yunnan Province in China. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.291.2.3 [Accessed May 24, 2021] 【R3-08442】2021/5/24投稿

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3行まとめ

中国雲南省においてモチノキ属植物の枯れ葉に生じた菌を検討し、Monochaetia ilexaeとして新種記載した。
本種は分生子が褐色紡錘形で頂部と基部に1本ずつの付属糸を有していた。
本種と近縁種の形質比較表を掲載した。
中国雲南省デチェン・チベット族自治州シャングリラ市

(新種)

Monochaetia ilexae N.I. de Silva, Phookamsak & K.D. Hyde
語源…モチノキ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Monochaetia monochaeta
分生子が紡錘形
分生子頂部の付属糸が単一
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりモチノキ属ではなくコナラ属植物などに生じる
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が褐色ではなく淡い帯オリーブ色
本種と異なり分生子が紡錘形ではなく楕円形または狭紡錘形
本種より分生子頂部の付属糸が短い
本種より分生子基部が短い
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Monochaetia kansensis
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子頂部の付属糸が単一
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりモチノキ属ではなくクリ属およびコナラ属植物などに生じる
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が褐色ではなく帯オリーブ色または琥珀色
本種と異なり分生子が紡錘形ではなく直立状で僅かに屈曲する
本種より分生子頂部の付属糸の最大長が長い
本種と分生子基部の付属糸の長さが異なる
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Monochaetia hysteriiformis
分生子の長さの範囲が重なる
分生子が紡錘形
分生子基部の付属糸の長さの範囲が重なる
本種と異なりモチノキ属ではなくコナラ属植物などに生じる
本種より分生子の幅が広い
本種より分生子の中位3細胞が長い
本種と異なり分生子が褐色ではなく琥珀色またはより暗色
本種と異なり分生子が紡錘形ではなく長紡錘形
Monochaetia osyridella
分生子の長さの範囲が重なる
分生子が紡錘形
分生子頂部の付属糸の長さの範囲が重なる
本種と異なりモチノキ属ではなくOsyris属植物などに生じる
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子が褐色ではなく栗色
本種より分生子基部の付属糸が長い