(仮訳)トルコ、南東アナトリア地方に産した新種Morchella anatolica
Işiloğlu, M. et al., 2010. Morchella anatolica (Ascomycota), a new species from southwestern Anatolia, Turkey. Mycologia. Available at: http://www.jstor.org/stable/27811055 [Accessed January 25, 2016].
【R3-02595】2016/01/25投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

トルコ、南東アナトリア地方に産した菌を検討し、Morchella anatolicaとして新種記載した。
本種はマツ林のコケの生えた河床に発生し、子嚢果が小型で淡紫色、肋脈が単純かつ垂直方向であった。
また、担子胞子が大型で、成熟すると縦方向の条線を生じることなどでも特徴づけられた。
Turkey, Muğla, Ula, Elmalı village, Kafalılar area

(新種)

Morchella anatolica Isiloglu, Spooner, Alli & Solak
語源…アナトリアの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Morchella bicostata
子嚢胞子に微細な縦方向の条線をあらわす
本種と異なりトルコではなく中国などに分布する
本種と異なりモミ属植物の樹下に発生する
本種より子嚢果の幅が広い
本種と異なり肋脈が単純でほとんど吻合しないのではなく2本が密に吻合する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Morchella elata
垂直方向の肋脈を有する
本種と異なり子嚢胞子に微細な縦方向の条線を欠く
Morchella purpurascens
子嚢果が紫色を帯びる
本種より子嚢果のサイズが大きい
本種と異なり肋脈が縦方向だけでなく横方向にも伸びる
本種と異なり”fertile pits”が顕著にばら色を帯びる
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子に微細な縦方向の条線を有するのではなく平滑