(仮訳)チベット、ネパール、およびブータン産Platismatia erosaの形態学的・化学的研究
Obermayer, W. & Randlane, T., 2012. Morphological and chemical studies on Platismatia erosa (Parmeliaceae) from Tibet, Nepal and Bhutan. The Bryologist. Available at: http://www.bioone.org/doi/abs/10.1639/0007-2745-115.1.51 [Accessed October 30, 2017].
【R3-04529】2017/10/30投稿

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3行まとめ

チベットおよびその周辺で採集されたPlatismatia erosa21標本を検討した。
本種の粉子を初めて報告し、P. glaucaと比較した。
薄層クロマトグラフィーで本属において知られていなかったパンナル酸および”jackinic acid”を検出し、2つの化学型を認めた。

(その他掲載種)

Platismatia erosa W.L. Culb. & C.F. Culb.
トゲタイワントコブシゴケ
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【よく似た種との区別】
Platismatia glauca
粉子の形態が類似している
地衣成分として”jackinic acid”などを含む
本種と異なりヨーロッパなどにおける分布が知られている
本種より粉子のサイズが小さい
Platismatia formosana
東アジアに分布する
分子系統解析で近縁(先行研究)
本種と異なり裂芽を常に欠く
Platismatia regenerans
東アジアに分布する
分子系統解析で近縁(先行研究)
本種と異なり地衣体上面に網目状隆起を欠く
本種と異なり裂芽を常に欠く
Platismatia norvegica
形態的に類似している(裂芽を有する時に誤同定のおそれがある)
本種と異なり北欧、極東ロシア、北米などに分布する
本種と異なり偽盃点を欠く
Platismatia interrupta(ウスバトコブシゴケ)
東アジアに分布する
形態的に類似している(裂芽を有する時に誤同定のおそれがある)
本種と異なり偽盃点が地衣体上面において隆起の部分に限らず分布する
本種と異なり偽盃点が地衣体下面に分布しない
本種より偽盃点のサイズがずっと大きい