(仮訳)イラン新産のヒトヨタケ類の形態および分子特性
Seidmohammadi, E., Abbasi, S. & Asef, MR. 2018. Morphological and molecular characterization of coprinoid fungi newly recorded for the mycobiota of Iran. Cellular and Molecular Biology. Available at: https://www.cellmolbiol.org/index.php/CMB/article/view/2515 [Accessed August 3, 2020] 【R3-07559】2020/8/3投稿

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3行まとめ

イラン西部、ケルマーンシャー州においてヒトヨタケ類の調査を実施し、25標本を採集した。
Coprinellus属5種、Coprinopsis属3種、およびCoprinus属2種の計10種を同定した。
そのうちCoprinopsis insignisCoprinopsis semitalis、およびCoprinus pinetorumをイラン新産種として報告した。

(イラン新産種)

Coprinopsis insignis (Peck) Redhead, Vilgalys & Moncalvo
ミヤマザラミノヒトヨタケ
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(アジア、イラン新産種)

Coprinopsis semitalis (P.D. Orton) Redhead, Vilgalys & Moncalvo
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(アジア、イラン新産種)

Coprinus pinetorum G. Moreno, Carlavilla, Heykoop & Manjón
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【よく似た種との区別】
Coprinus comatus(ササクレヒトヨタケ)
イランに分布する
本種と異なりPinus halepensisの針葉ではなく芝生など窒素に富んだ場所に生じる
本種より担子胞子のサイズが大きい
Coprinus sterquilinus(マグソヒトヨタケ)
イランに分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり糞生菌である
本種より担子胞子のサイズが大きい
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される