2019年2月17日 （仮訳）中国雲南省の滇池において水中に沈んだ材に発生した新種Jahnula dianchiaの形態および分子に基づく分類 Huang, S-K. et al. 2018. Morphological and molecular taxonomy of Jahnula dianchia sp. nov. (Jahnulales) from submerged wood in Dianchi Lake, Yunnan China. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-018-1390-9 [Accessed February 17, 2019] 【R3-05959】2019/2/17投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 中国雲南省において水中に沈んだ材に発生した菌を検討し、Jahnula dianchiaとして新種記載した。 本種は子嚢胞子が暗褐色で頂部が乳房状であることなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でJ. sangamonensisと姉妹群を形成した。 中国雲南省昆明市滇池 （新種） Jahnula dianchia S.K. Huang & K.D. Hyde 語源…滇池の 【よく似た種との区別】 Jahnula sangamonensis 水中に沈んだ材に発生する 子嚢胞子が対称形 子嚢胞子に付属糸を欠く ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁（同じクレードIに含まれる） 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する 本種と異なり子嚢果がほとんどの場合表在性なのではなく半埋生 本種と異なり子囊内壁が水中で500 umまで伸長する 本種と異なり子嚢胞子の頂部が乳房状ではなく丸い 本種より殻壁が薄い 本種と異なり孔口の内壁層に並ぶ側糸が帯赤褐色ではなく無色 ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Jahnula australiensis 子嚢が円筒形 子嚢胞子に付属糸を欠く ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で近縁（同じクレードIに含まれる） 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子頂部が乳房状でない ITS+nrLSU+nrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される