(仮訳)インド、ヒマラヤ北西部産のテングタケ属4種の形態形質、分布、および生態
Mehmood, T., Bhatt, RP. & Singh, U. 2019. Morphological characterization, distribution and ecology of four species of Amanita from north-western Himalaya, India. Asian Journal of Mycology. Available at: http://asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_2_1_13.pdf [Accessed September 22, 2019] 【R3-06612】2019/9/22投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、ヒマラヤ北西部からAmanita concentricaA. flavipesA. fritillaria、およびA. avellaneosquamosaの4種を報告した。
これらの種はそれぞれコナラ属/ヤマモモ属、コナラ属/モミ属/ツツジ属、コナラ属/イトスギ属、コナラ属の樹下地上に発生していた。
各種について記載文および写真を掲載し、生態および分布に関する情報をまとめた。

(その他掲載種)

Amanita concentrica T. Oda, C. Tanaka & Tsuda
シロオビテングタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita eijii(ササクレシロオニタケ)
柄基部の塊茎上部に同心円状の疣を有する
本種と異なり担子胞子が非アミロイドでない

(その他掲載種)

Amanita flavipes S. Imai
コガネテングタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita elongata
肉眼的形態が類似している
子実体が黄色
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なり担子胞子が楕円形
Amanita flavoconia
肉眼的形態が類似している
子実体が黄色
本種と異なり傘が濃い橙黄色
Amanita franchetii
肉眼的形態が類似している
子実体が黄色
本種と異なり傘がレモン色~黄色
本種と異なり外被膜が疣状で、塊茎上部において2-3つの不完全な輪状をなす

(その他掲載種)

Amanita fritillaria (Sacc.) Sacc.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita spissacea(ヘビキノコモドキ)
同じValidae節に含まれる
傘の色が類似している
本種と異なり傘表面に大型扁平なパッチ状の外被膜を伴う
本種より柄表面が羊毛状
本種と異なり柄基部の外被膜の名残が粉状
Amanita tristis
同じValidae節に含まれる
傘の色が類似している
本種と異なり傘が暗褐灰色
本種と異なり傘表面に疣状~円錐形の外被膜の名残を伴う
本種と異なり肉が切断または傷つくと僅かに淡い黄褐色に変色する

(その他掲載種)

Amanita avellaneosquamosa (S. Imai) S. Imai
アクイロウロコツルタケ
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Amanita rufobrunnescens
同じAmidella節に含まれる
形態的に類似している
本種と異なり子実体が傷つくと帯赤色または帯褐色になる
Amanita clarisquamosa(シロウロコツルタケ)
同じAmidella節に含まれる
形態的に類似している
本種と異なり傘表面に帯褐色の外被膜の名残を伴う
本種より傘縁部の条線が短い