2020年11月3日 (仮訳)Veluticeps属、Pileodon属、および類縁分類群の形態学的研究 Nakasone, KK. 2004. Morphological studies in Veluticeps, Pileodon, and related taxa. Sydowia. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/Sydowia_56_0258-0280.pdf [Accessed November 3, 2020] 【R3-07836】2020/11/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ Fomes angularis、Pileodon megasporus、Veluticeps philippinensis、V. pini、V. setosa、およびV. tabacinaの標本の形態学的検討を実施した。 F. angularisとV. piniがV. berkeleyiと同種であることを示したほか、新組み合わせPileodon philippinensisを提唱した。 V. setosaに対して新学名V. australiensisを提唱したほか、新属Campylomycesに2種を含めた。 (新組み合わせ) Campylomyces heimii (Malençon) Nakasone 旧名:Veluticeps heimii Malençon 語源…(属名)屈曲する菌(子実体縁部が内側に巻くことから) 【よく似た種との区別】 Campylomyces tabacinus 子実層托が歯牙状 生殖菌糸がゼラチン化する 生殖菌糸が”nodose-septate”である 本種と異なりスペイン、モロッコではなくオーストラリアに分布する 本種より担子胞子のサイズがかなり大きい (新組み合わせ) Campylomyces tabacinus (Cooke) Nakasone 旧名:Veluticeps tabacina (Cooke) Burt 【よく似た種との区別】 Campylomyces heimii 子実層托が歯牙状 生殖菌糸がゼラチン化する 生殖菌糸が”nodose-septate”である 本種と異なりオーストラリアではなくスペイン、モロッコに分布する 本種より担子胞子のサイズがかなり小さい (その他掲載種) Fomes angularis Lloyd (その他掲載種) Pileodon megasporus P. Roberts & Hjortstam 【よく似た種との区別】 Pileodon philippinensis 担子器が顕著な有柄 ハイファルペグが横方向に融合して板状になる 生殖菌糸が”nodose-septate”である 本種と異なり子実層托が歯牙状ではなく歯牙状または浅い網目状である 本種より担子胞子のサイズが顕著に大きい (新組み合わせ) Pileodon philippinensis (Bres.) Nakasone 旧名:Hymenochaete philippinensis (Bresad.) Bresad. 【よく似た種との区別】 Pileodon megasporus 担子器が顕著な有柄 ハイファルペグが横方向に融合して板状になる 生殖菌糸が”nodose-septate”である 本種と異なり子実層托が歯牙状または浅い網目状ではなく歯牙状である 本種より担子胞子のサイズが顕著に小さい (新学名) Veluticeps australiensis Nakasone 旧名:Veluticeps setosa G. Cunn. 【よく似た種との区別】 Veluticeps berkeleyi(チズガタサルノコシカケ) 子実層托が歯牙状 ハイファルペグを有する 生殖菌糸が”nodose-septate”である 本種と異なりオーストラリアのみではなく広範に分布する 本種と異なり子実体が背着生ではなく背着生~半背着生 本種より担子胞子のサイズが僅かに小さい (その他掲載種) Hymenochaete japonica Yasuda ex Lloyd (その他掲載種) Stereum medicum Curr.