2016年9月14日 (仮訳)新種Neoscytalidium orchidacearumの形態および系統 Huang, S-K. et al., 2016. Morphology and Phylogeny of Neoscytalidium orchidacearum sp. nov.(Botryosphaeriaceae). Available at: http://synapse.koreamed.org/search.php?where=aview&id=10.5941/MYCO.2016.44.2.79&code=0184MB&vmode=FULL [Accessed September 14, 2016]. 【R3-03292】2016/09/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイにおいてランの枯れ葉に生じた分生子果不完全菌の一種を検討し、Neoscytalidium orchidacearumとして新種記載した。 本種は埋生する褐色~黒色で球形~類球形の分生子果を形成し、分生子が無色卵形~楕円形で2-3隔壁を有することなどで特徴づけられた。 また、Phillips et al. (2013) が本属の基準種の種名を優先権の無いN. hyalinumとした誤りを訂正した。 Thailand, Sukhotai (新種) Neoscytalidium orchidacearum S. K. Huang, N Tangthirasunun, J. C. Kang & K. D. Hyde 語源…ラン科の 【よく似た種との区別】 Neoscytalidium novaehollandiae ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラン科植物の葉に発生するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が埋生しのちに破出するのではなく半埋生~表在性 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoscytalidium dimidiatum 分生子果が埋生しのちに破出する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラン科植物の葉に発生するという特徴を欠く 本種と異なり分生子が無色ではなく中央の細胞が暗褐色で末端の細胞が無色~淡褐色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Neoscytalidium dimidiatum (Penz.) Crous & Slippers 【よく似た種との区別】 Neoscytalidium orchidacearum 分生子果が埋生しのちに破出する ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりラン科植物の葉に発生する 本種と異なり分生子が中央の細胞が暗褐色で末端の細胞が無色~淡褐色なのではなく無色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される