(仮訳)インド・ヒマラヤ新産の野生きのこ、Retiboletus kauffmaniiの形態および系統
Chakraborty, D. et al., 2017. Morphology and Phylogeny of Retiboletus kauffmanii (Boletaceae): A New Record of Wild Mushroom from Indian Himalaya. Indian Journal of Plant Sciences. Available at: https://www.researchgate.net/publication/313571046_MORPHOLOGY_AND_PHYLOGENY_OF_RETIBOLETUS_KAUFFMANII_BOLETACEAE_A_NEW_RECORD_OF_WILD_MUSHROOM_FROM_INDIAN_HIMALAYA [Accessed October 26, 2017].
【R3-04517】2017/10/26投稿

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3行まとめ

インド、シッキム州のヒマラヤ山脈からRetiboletus kauffmaniiをインド新産種として報告した。
本種は従来中国から知られており、インド産標本は傘表面が顕著な疣状である点が異なっていた。
nrLSUに基づく分子系統解析を実施したところ、種レベルの識別には十分でなかったが、インド産と中国産の標本が同種であることは示唆された。

(インド新産種)

Retiboletus kauffmanii (Lohwag) N.K. Zeng & Zhu L. Yang
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【よく似た種との区別】
Retiboletus sinensis
孔口が黄色
nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり傘表面に疣あるいは水疱状の突起を欠く
本種と異なり孔口が傷つくと僅かに暗色になるのではなく褐変する
本種と異なり柄表面の網目模様が基部付近にまで広がる
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり傘表皮の菌糸要素にリング状の結晶を一切伴わない
nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される