(仮訳)中国の土壌から分離されたシストフィロバシディウム目の新種Mrakia panshiensis、およびM. arcticaのテレオモルフ世代の記載
Zhang, K-H. et al., 2020. Mrakia panshiensis sp. nov. a new member of the Cystofilobasidiales from soil in China, and description of the teleomorphic-stage of M. arctica. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/53433/ [Accessed November 6, 2020] 【R3-07843】2020/11/6投稿

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3行まとめ

中国の黒竜江省、吉林省、および遼寧省において土壌から分離された酵母の12菌株を検討し、Mrakia属の5種に同定した。
その他に得られた未記載種をM. panshiensisとして新種記載した。
また、M. arcticaの有性世代を初めて記載した。
中国吉林省蓮花山国立森林公園

(新種)

Mrakia panshiensis R.R. Jia & F.L. Hui
語源…磐石産の
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【よく似た種との区別】
Mrakia niccombsii
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりd-グルコサミン、d-アラビノース、myo-イノシトールを資化可能
本種と異なりリビトールを資化不能
本種と異なり5%グルコース、10%NaCl添加培地で20°Cで生育可能
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Mrakia aquatica
中国に分布する
森林土壌から分離される
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりロシアにおける分布が知られている
本種と異なり都市環境から知られている
本種と異なり有性世代が知られていない
本種と異なり5%グルコース、10%NaCl添加培地で20°Cで生育可能
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Mrakia fibulata
有性世代が知られている
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなくドイツなどに分布する
本種と異なり土壌ではなく樹液などから分離される
本種と異なり5%グルコース、10%NaCl添加培地で20°Cで生育可能
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Mrakia hoshinonis
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり有性世代が知られていない
本種と異なり5%グルコース、10%NaCl添加培地で20°Cで生育可能
ITS+D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Mrakia arctica M. Tsuji
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