(仮訳)Saprolegnia-Achlyaクレードの複数バーコードによる検討が見過ごされてきた病原菌のグループに秩序をもたらした
Steciow, MM. et al., 2014. Multiple barcode assessment within the Saprolegnia-Achlya clade (Saprolegniales, Oomycota, Straminipila) brings order in a neglected group of pathogens. IMA Fungus. …. Available at: http://www.imafungus.org/Issue/52/18.pdf [Accessed December 14, 2014].
【R3-01369】2014/12/14投稿

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3行まとめ

ITS、SSU、LSUに基づくSaprolegnia-Achlyaクレードの分子系統解析を行い、9つの内部クレード(11属+1未記載属)が支持された。
アルゼンチン、ネウケン州で養魚池の浮遊有機物から分離された卵菌を検討し、Newbya dichotomaとして新種記載した。
本新種の分離菌株は知見に乏しいNewbya属の唯一の培養株となった。
Neuquén Province, Chimehuín River, at 7 km from Junin de los Andes town

(新種)

Newbya dichotoma Steciow, Lara & Belbahri
語源…二叉の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Newbya apiculata
造卵器の柄が細長いか短く太い
造卵器の柄が直線状か屈曲するか、あるいはねじれるか特徴的な1-数回巻きのコイル状となる
造卵器が球形~尖形
造卵器表面が平滑
SSUの塩基配列が同一
本種と異なり造卵器の柄が分枝する
本種より卵胞子のサイズが比較的小さい(ただし本種は小型の卵胞子を多く含む造卵器を形成することがある)
本種と異なり卵胞子の数が1-7ではなく1-28
本種と異なり卵胞子が亜中心性のみではなく亜中心性または中心性
本種と異なり造精器の枝が主に雌雄同菌糸性でしばしば雌雄異菌糸性なのではなく雌雄同菌糸性が優占する
Aplanes treleaseanus
ITS、SSU、LSU、ITS+SSU+LSUに基づく分子系統解析で近縁(SSUの塩基配列が同一)
ITS、LSU、ITS+SSU+LSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される