(仮訳)新種Mycoacia angustata:中国産の初のハリタケ型の種
Yuan, H-S. & Wan, X-Z. 2012. Mycoacia angustata sp. nov. (Basidiomycota, Meruliaceae), the first Chinese hydnoid species. Mycotaxon. https://doi.org/10.5248/121.187 [Accessed December 20, 2018] 【R3-05783】2018/12/21投稿

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3行まとめ

中国海南省、湖北省の熱帯林および亜熱帯林で採集された菌を検討し、Mycoacia angustataとして新種記載した。
本種は子実層托が黄褐色~肉桂黄褐色の歯牙状~針状で、担子胞子が無色ソーセージ形で、シスチジアを欠き、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。
本種は同属他種とは刺のサイズや形状、担子胞子の形態などが異なっていた。
中国海南省昌江リー族自治県覇王嶺自然保護区

(新種)

Mycoacia angustata H.S. Yuan
語源…狭い(担子胞子のサイズから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Mycoacia aurea
子実層面が黄色~黄褐色
担子胞子が類ソーセージ形~ソーセージ形
シスチジアを欠く
本種と異なり中国ではなくスペイン、米国などに分布する
本種より刺が長い
本種より担子胞子の幅が広い
Mycoacia uda
子実体が老成時汚黄色~黄褐色
刺の長さが類似している
刺が円錐形~類円筒形
本種と異なり中国ではなくエストニアなどに分布する
本種と異なり被子植物ではなくマツ属植物などを宿主とする
本種と異なり若い子実体がKOHで濃赤色の呈色反応を示す
本種と異なり担子胞子がソーセージ形ではなく狭楕円形
本種と異なりシスチジオールを有する
本種と異なり刺実質に桿形の結晶を含む
Mycoacia subconspersa
中国に分布する
被子植物の倒木に発生する
担子胞子の形状が類似している
本種より子実層面が淡色
本種より刺の密度が大きい
本種より刺が短い
本種より担子胞子が短い