2018年10月9日 （仮訳）菌類学的多様性の記載 (1) Bezerra, JDP. et al., 2018. Mycological Diversity Description I. Acta Botanica Brasilica. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0102-33062018000400656&script=sci_arttext [Accessed October 9, 2018]. 【R3-05565】2018/10/9投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ ブラジルからQuambalaria fabacearumおよびNeopestalotiopsis brasiliensisの2新種を記載した。 前者はMimosa tenuifloraのエンドファイト、後者はグアバ果実のポストハーベスト病害の原因菌としてそれぞれ分離された。 Diaporthe inconspicuaの詳細な再記載を行い、N. egyptiacaをアメリカ大陸新産種として報告し、Umbelopsis isabellinaをエンドファイトとして報告した。 Brazil, Paraíba, Santa Teresinha, Tamanduá farm （新種） Quambalaria fabacearum J.D.P. Bezerra, Firmino, Souza-Motta & Crous 語源…マメ科の 【よく似た種との区別】 Quambalaria cyanescens ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマメ科植物が宿主でない 本種と異なりヒトへの感染例が知られている 本種より分生子形成細胞のサイズが大きい 本種より一次分生子が短い 本種より一次分生子の幅が広い 本種より二次分生子が短い 本種より二次分生子の幅が広い 本種と異なり厚壁胞子を形成しない 本種と異なりPDA培地において産生する色素が淡い帯黄色ではなく紫色 ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Quambalaria pusilla 本種と異なりマメ科植物が宿主でない 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種より一次分生子が長い 本種より一次分生子の幅が狭い 本種より二次分生子のサイズが小さい Brazil, Minas Gerais, Viçosa （新種） Neopestalotiopsis brasiliensis Abreu V.P., Rosado A.W.C. & Pereira O.L. 語源…ブラジル産の 【よく似た種との区別】 Neopestalotiopsis chrysea ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子頂部の付属糸が長い 本種より分生子基部の付属糸が長い ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neopestalotiopsis umbrinospora ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子頂部の付属糸の数が僅かに少ない 本種より分生子頂部の付属糸が長い 本種より分生子基部の付属糸が長い ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neopestalotiopsis asiatica ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子頂部の付属糸が長い 本種より分生子基部の付属糸が長い ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neopestalotiopsis macadamiae ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子頂部の付属糸が長い 本種より分生子基部の付属糸が長い ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （その他掲載種） Diaporthe inconspicua R.R. Gomes, C. Glienke & Crous 【よく似た種との区別】 Diaporthe pterocarpi 同じマメ科植物を宿主とする ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりMaytenus、Spondias、Poincianella属ではなくアロエ属、ナンヨウアブラギリ属、Ougeinia属、シタン属植物などを宿主とする 本種より分生子殻のサイズが小さい 本種より分生子柄のサイズが小さい 本種よりα分生子のサイズが大きい 本種と異なりβ分生子を欠く ITS+tef1-α+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される （アメリカ大陸、南米、ブラジル新産種） Neopestalotiopsis egyptiaca A.M. Ismail, G. Perrone & Crous （その他掲載種） Umbelopsis isabellina (Oudem.) W. Gams ※本種をブラジルにおいてエンドファイトとして初めて報告した。