(仮訳)タイの泥炭湿地林から分離された新種Nakazawaea todaengensis
Polburee, P. et al., 2017. Nakazawaea todaengensis f.a., sp. nov., a yeast isolated from a peat swamp forest in Thailand. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/docserver/fulltext/ijsem/67/7/2377_ijsem001961.pdf [Accessed May 1, 2019] 【R3-06178】2019/5/1投稿

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3行まとめ

タイの泥炭湿地林において泥炭から希釈平板法で分離されたアナモルフ酵母の一種を検討し、Nakazawaea todaengensisとして新種記載した。
本種はN. laoshanensisに系統的に近縁であり、一部の表現型も類似していた。
本報告は泥炭湿地林からのNakazawaea属酵母の初報告とみられた。
Princess Sirindhorn Wildlife Sanctuary (Pru To Daeng Wildlife Sanctuary), Narathiwat province, Thailand

(新種)

Nakazawaea todaengensis Polburee, M. Groenew. & S. Limtong
語源…(プル・)ト・ダエン(野生生物保護区)産の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Nakazawaea laoshanensis
nrSSU+D1/D2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりタイではなく中国などに分布する
本種と異なり根圏の泥炭ではなく腐朽材などから分離される
本種と異なりガラクトースを発酵可能
本種と異なりDL-乳酸を資化可能
本種と異なりL-ソルボース、イヌリン、硝酸カリウム、亜硝酸ナトリウムを資化不能
nrSSU+D1/D2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される