2020年9月20日 (仮訳)新目ネオダクティラリア目と新科ネオダクティラリア科および中国産の新種 Qiao, M. et al., 2020. Neodactylariales, Neodactylariaceae (Dothideomycetes, Ascomycota): new order and family, with a new species from China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/54054/ [Accessed September 20, 2020] 【R3-07702】2020/9/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において小川に沈んだ腐葉から分離された菌を検討し、Neodactylaria simaoensisとして新種記載した。 本種は基準種のN. obpyriformisと姉妹群を形成したが、分生子のサイズと隔壁数が異なっていた。 分子系統解析の結果に基づき、Neodactylaria属に対して新目ネオダクティラリア目と新科ネオダクティラリア科を提唱した。 中国雲南省普洱市思茅区 (新種) Neodactylaria simaoensis, H. Zheng & Z.F. Yu 語源…思茅産の 【よく似た種との区別】 Neodactylaria obpyriformis 分生子形成細胞に短円筒形の小歯を有する 分生子が倒洋梨形~僅かに嘴状 コロニーが白色~クリーム色 nrLSU+nrSSU+tef1に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり中国ではなく米国などに分布する 本種と異なり水中に沈んだ腐葉ではなくヒトの気管支肺胞洗浄液などから分離される 本種より分生子のサイズが小さい 本種より分生子の隔壁数が少ない nrLSU+nrSSU+tef1に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dactylaria kumamotoensis アジアに分布する 本種と異なり中国ではなく日本などに分布する 本種より分生子のサイズが大きい Dactylaria madresensis アジアに分布する 本種と異なり中国ではなくインドなどに分布する 本種より分生子のサイズが異なる 本種と分生子の隔壁数が異なる