2014年10月5日 （仮訳）オーストラリアにおいてキオン属の在来種と移入種を宿主とするNeoerysiphe属の新種Neoerysiphe kerribeeensis Beilharz, V., Cunnington, JH. & Pascoe, IG., 2010. Neoerysiphe kerribeeensis sp. nov. (Ascomycota: Erysiphales), a new species of Neoerysiphe on native and introduced species of Senecio (Asteraceae) in Australia. Fungal biology. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1878614610000231 [Accessed October 5, 2014]. 【R3-01160】2014/10/05投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ オーストラリアにおいてキオン属植物上に見出されたうどんこ病菌を、形態学的検討および分子系統解析の結果を基にNeoerysiphe kerribeeensisとして新種記載した。 本種は従来Neoerysiphe cumminsianaと同定されていたが、閉子嚢殻の形態形質が異なり、分子系統解析でも異なる系統を形成した。 本種はオーストラリアにおいて記載された、在来種と考えられ、かつテレオモルフのうどんこ病菌として初の例となった。 Kerribee Station, NSW, 12 km SE of Mildura, Victoria, Australia （新種） Neoerysiphe kerribeeensis Beilharz, Cunningt. & Pascoe 語源…Kerribee産の 【よく似た種との区別】 Neoerysiphe cumminsiana キオン属植物を宿主とする 分生子柄がEuoidium型 付着器が浅裂する アナモルフの形態に差異が認められない ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりオーストラリアではなく北半球に分布する 本種と異なり閉子嚢殻の壁の模様が迷路状ではなく不規則な多角形 本種と異なり付属糸が暗色でない 本種と異なり二次菌糸体が暗色ではなく常に無色 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Neoerysiphe galii ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される