(仮訳)ブラジル産発光性ハラタケ類の一種に対する新組み合わせNeonothopanus gardneri
Capelari, M. et al., 2011. Neonothopanus gardneri: A new combination for a bioluminescent agaric from Brazil. Mycologia. Available at: https://doi.org/10.3852/11-097 [Accessed November 20, 2018] 【R3-05691】2018/11/20投稿

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3行まとめ

ブラジルにおいて発光きのこのAgaricus gardneriを再発見し、形態および分子データの再検討に基づき、本種をNeonothopanus属に移した。
本種は矮性のヤシ類の根元に発生しており、子実体および菌糸体が強い生物発光を示した。
本種の形態はOmphalotus属とも類似していたが、分子系統解析ではNeonothopanus属の系統に含まれた。

(新組み合わせ、ピアウイ州・トカンティンス州新産種)

Neonothopanus gardneri (Berk. ex Gardner) Capelari, Desjardin, Perry, Asai & Stevani
旧名:Agaricus gardneri Berk. ex Gardner
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neonothopanus nambi
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりブラジルではなくパラグアイなどに分布する
本種と子実体の丈が異なる
本種と異なり子実体が黄色ではなく白色~淡い帯灰黄褐色
本種と異なり柄が良好に発達するのではなく退化的
本種と異なり柄が偏心生~中心生ではなく偏心生~側生
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく楕円形
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される