(仮訳)土壌由来のユーロチウム目の新種、Neosartorya sublevispora
Someya, A., Yaguchi, T. & Udagawa, S. 1999. Neosartorya sublevispora, a new species of soil-borne Eurotiales. Mycoscience. Available at: https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1340354099708417 [Accessed May 27, 2023] 【R3-10641】2023/5/27投稿

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3行まとめ

横浜市の土壌から分離された菌を検討し、Neosartorya sublevisporaとして新種記載した。
本種は子嚢果に孔口を欠き、淡い帯黄色の菌糸に緩く包まれ、子嚢胞子がレンズ状で赤道面に2つの低い鶏冠状隆起を有することなどで特徴づけられた。
本属の全ての認められた種を含む検索表を掲載した。
神奈川県横浜市

(新種)

Neosartorya sublevispora Someya, Yaguchi & Udagawa
語源…やや平滑な胞子の(子嚢胞子の表面性状から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Neosartorya glabra
子嚢胞子に2つの鶏冠状隆起を有する
子嚢胞子表面が小型で均一なサイズの刺に覆われる
分生子表面に微細な小疣を有する
ホモタリックである
本種と異なり子嚢胞子表面の鶏冠状隆起が密に圧着するのではなく間隔が広い
Neosartorya botucatensis
子嚢果を淡い帯黄色の緩い気生菌糸が包む
子嚢胞子に2つの鶏冠状隆起を有する
ホモタリックである
本種より子嚢胞子表面の鶏冠状隆起がずっと顕著である
本種と子嚢胞子の装飾が異なる
Neosartorya paulistensis
子嚢果を淡い帯黄色の緩い気生菌糸が包む
子嚢胞子に2つの鶏冠状隆起を有する
ホモタリックである
本種より子嚢胞子表面の鶏冠状隆起がずっと顕著である
本種と子嚢胞子の装飾が異なる
Neosartorya fischeri
子嚢胞子の赤道面の鶏冠状隆起の丈がごく低く密に圧着する
ホモタリックである
本種と子嚢胞子の装飾が異なる
Neosartorya hiratsukae
子嚢胞子の赤道面の鶏冠状隆起の丈がごく低く密に圧着する
ホモタリックである
本種と子嚢胞子の装飾が異なる
Neosartorya tatenoi
子嚢胞子の赤道面の鶏冠状隆起の丈がごく低く密に圧着する
ホモタリックである
本種と子嚢胞子の装飾が異なる
Neosartorya stramenia
子嚢果が淡い帯黄色
子嚢胞子に2つの鶏冠状隆起を有する
ホモタリックである
本種より子嚢果のサイズが小さい
本種と異なり子嚢果を包む菌糸の色が淡い帯黄色でない
本種より子嚢胞子のサイズが大きい
本種と異なりCzAおよびCYA培地での生長が遅い