2022年10月25日 （仮訳）新熱帯産Daedalea属菌の再検討：ブラジル産の新種Daedalea rajchenbergiana Enzo, C. et al., 2022. Neotropical Daedalea (Basidiomycota, Fomitopsidaceae) revisited: Daedalea rajchenbergiana sp. nov. from Brazil. Lilloa. Available at: https://www.researchgate.net/publication/364630289_Neotropical_Daedalea_Basidiomycota_Fomitopsidaceae_revisited_Daedalea_rajchenbergiana_sp_nov_from_Brazil [Accessed October 25, 2022] 【R3-09999】2022/10/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 新熱帯産Daedalea属菌を対象とした分子系統解析を実施した。 また、ブラジルで採集された本属菌の一種をD. rajchenbergianaとして新種記載した。 本種は子実体が半背着生～傘状で黄褐色～帯赤色の環紋をあらわし、孔口が小型規則的で、担子胞子が小型であることなどで特徴づけられた。 Brazil, Bahia, Uruçuca, Parque Estadual da Serra do Condurú （新種） Daedalea rajchenbergiana Kossmann & Drechsler-Santos 語源…Mario Rajchenberg教授に献名 【よく似た種との区別】 Daedalea americana 形態的に類似している ITS+nrLSU+nrSSU+TEF-1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりブラジルではなく北米および中米に分布する 本種より孔口のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい ITS+nrLSU+nrSSU+TEF-1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Daedalea ryvardeniana 傘上面の形態が非常に類似している ITS+nrLSU+nrSSU+TEF-1+RPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より孔口のサイズが大きい 本種と異なり孔口が不規則な迷路状 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい ITS+nrLSU+nrSSU+TEF-1+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される