(仮訳)Kalmusia属のネオタイプ指定および系統
Zhang, Y. et al., 2013. Neotypification and phylogeny of Kalmusia. Phytotaxa. Available at: http://biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.176.1.16 [Accessed December 12, 2013].
【R3-01023】2014/08/21投稿

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3行まとめ

Kalmusia属の基準種であるK. ebuliはタイプ標本を欠いていたため、本属の系統的位置は不明であった。
フランス・ピレネー山脈の麓で最近採集された新鮮な標本を検討し、本種のネオタイプに選定した。
また、Kalmusia属が多系統群であること、K. ebuli K. brevisporaおよびK. scabrisporaと遠縁であることを示した。

(その他掲載種)

Kalmusia ebuli Niessl
※本種のネオタイプを指定した。
K. ebuli f. sarothamniを本種のシノニムとした。
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【よく似た種との区別】
Kalmusia sarothamni
LSU+SSUに基づく分子系統解析で近縁(LSUの配列では区別できない)
ITS領域の塩基配列が類似している(2%の差異)
本種と異なり子嚢果が散生しない
本種と異なり子嚢果が多室である
本種より子嚢胞子の隔壁部分が顕著にくびれる