2016年2月27日 （仮訳）Raffaelea、Ambrosiella、Hyalorhinocladiella属の新組み合わせおよびレッドベイ・アンブロシア・ビートル (Xyleborus glabratus) から分離された4新種 Harrington, TC., Aghayeva, DN. & Fraedrich, SW., 2010. New combinations in Raffaelea, Ambrosiella, and Hyalorhinocladiella, and four new species from the redbay ambrosia beetle, Xyleborus glabratus. Mycotaxon. Available at: http://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2010/00000111/00000001/art00047 [Accessed February 26, 2016]. 【R3-02692】2016/02/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 米国南東部においてXyleborus glabratusの共生菌を調査し、6種のRaffaelea属菌を同定した。 そのうちR. subalba、R. ellipticosporaなど4種を本論文で新種記載した。 Ambrosiella属菌のうち樹皮下キクイムシに関連する3種をアナモルフ属のHyalorhinocladiellaに転属した。 United States, South Carolina, Hunting Island State Park （新種） Raffaelea subalba T.C. Harr., Aghayeva & Fraedrich 語源…やや白色の 【よく似た種との区別】 Raffaelea lauricola 同所的に分布する（米国サウスカロライナ州） 同じアンブロシア菌である 同じXyleborus glabratusを宿主とする nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種よりコロニーがずっと粘液質 本種より生長速度がずっと速い nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea albimanens nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なりXyleborus glabratusではなくPlatypus externedentatusなどを宿主とする nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea tritirachium 米国に分布する nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりXyleborus glabratusではなくMonarthrum maliなどを宿主とする nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea sulcati nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなくカナダなどに分布する 本種と異なりXyleborus glabratusではなくGnathotrichus sulcatusなどを宿主とする nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される United States, South Carolina, Hunting Island State Park （新種） Raffaelea ellipticospora T.C. Harr., Aghayeva & Fraedrich 語源…楕円形の胞子の United States, South Carolina, Hunting Island State Park （新種） Raffaelea fusca T.C. Harr., Aghayeva & Fraedrich 語源…暗色の 【よく似た種との区別】 Raffaelea subfusca 同所的に分布する（米国サウスカロライナ州） 同じアンブロシア菌である 同じXyleborus glabratusを宿主とする 分生子の形態が類似している nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種ほどMEA培地におけるコロニーが暗色に着色しない 本種と異なり35°Cで生育可能 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea ambrosiae nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり米国ではなくイギリスに分布する 本種と異なりXyleborus glabratusではなくPlatypus cylindrusなどを宿主とする nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される United States, South Carolina, Hunting Island State Park （新種） Raffaelea subfusca T.C. Harr., Aghayeva & Fraedrich 語源…やや暗色の 【よく似た種との区別】 Raffaelea fusca 同所的に分布する（米国サウスカロライナ州） 同じアンブロシア菌である 同じXyleborus glabratusを宿主とする 分生子の形態が類似している nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種よりMEA培地におけるコロニーが暗色に着色する 本種と異なり35°Cで生育不能 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Raffaelea brunnea (Verrall) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella brunnea L.R. Batra 【よく似た種との区別】 Raffaelea lauricola nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Raffaelea gnathotrichi (L.R. Batra) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella gnathotrichi L.R. Batra 【よく似た種との区別】 Raffaelea arxii nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Raffaelea sulphurea (L.R. Batra) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella sulphurea L.R. Batr 【よく似た種との区別】 Raffaelea montetyi nrLSUおよびnrSSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Raffaelea amasae nrSSUおよび複数遺伝子（先行研究）に基づく分子系統解析で近縁 （新組み合わせ） Ambrosiella trypodendri (L.R. Batra) T.C. Harr. 旧名：Phialophoropsis trypodendri L.R. Batra （新組み合わせ） Hyalorhinocladiella ips (J.G. Leach, L.W. Orr, & C.M. Chr.) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella ips (J.G. Leach, L.W. Orr, & C.M. Chr.) L.R. Batra 【よく似た種との区別】 Ophiostoma montium nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される （新組み合わせ） Hyalorhinocladiella macrospora (Francke-Grosm.) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella macrospora (Francke-Grosm.) L.R. Batra 【よく似た種との区別】 Hyalorhinocladiella tingens スウェーデンに分布する 樹皮下キクイムシと関係を有する 形態的に類似している（かつて変種の関係とされていた） スポロドキアを形成する nrSSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい （新組み合わせ） Hyalorhinocladiella tingens (Lagerb. & Melin) T.C. Harr. 旧名：Ambrosiella tingens (Lagerb. & Melin) L.R. Batra 【よく似た種との区別】 Hyalorhinocladiella macrospora スウェーデンに分布する 樹皮下キクイムシと関係を有する 形態的に類似している（かつて変種の関係とされていた） スポロドキアを形成する nrSSUおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが大きい