2015年11月30日 (仮訳)ブラジル、パライバ州産のハラタケ類の新記録 Magnago, AC. et al., 2015. New records of agaricoid fungi (Basidiomycota) from Paraíba, Brazil. Biotemas. Available at: https://www.rbcdh.ufsc.br/index.php/biotemas/article/view/2175-7925.2015v28n4p9 [Accessed November 29, 2015]. 【R3-02425】2015/11/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ブラジル、パライバ州の大西洋岸森林で採集されたハラタケ類18種を報告した。 そのうち、Hygrocybe subcaespitosaおよびMarasmius similisはブラジル新産種であった。 また、残りのLeucocoprinus fragilissimusなど16種はパライバ州における新産種であった。 (ブラジル、パライバ州新産種) Hygrocybe subcaespitosa Murrill 【よく似た種との区別】 Hygrocybe miniata(アカヌマベニタケ) 本種と異なり襞が通常類白色~淡黄色ではなく傘と同色 本種より襞実質の菌糸の幅が常に広い (ブラジル、パライバ州新産種) Marasmius similis Berk. & M.A. Curtis 【よく似た種との区別】 Marasmius bellus 本種より傘のサイズが小さい 本種と異なり傘がクリーム色~淡黄色でない 本種と異なり担子胞子が紡錘状でない Marasmius cremeus 肉眼的形態がほぼ区別できないほど類似している 顕微鏡的形態がほぼ区別できないほど類似している 本種と異なり傘がクリーム色~淡黄色ではなく白色 (パライバ州新産種) Leucocoprinus fragilissimus (Berk. & M.A. Curtis) Pat. キツネノハナガサ 【よく似た種との区別】 Leucocoprinus magnicystidiosus 本種より傘の中央部が暗色 本種より縁シスチジアがずっと明瞭 本種より縁シスチジアのサイズがずっと大きい (パライバ州新産種) Amanita crebresulcata Bas 【よく似た種との区別】 Amanita craseoderma 本種と異なり傘に早落性の暗褐色の疣を有する 本種と異なりつぼが柄の基部に帯をなす 本種と異なり担子胞子が球形 Amanita coacta 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が楕円形 (パライバ州新産種) Entoloma bloxamii (Berk. & Broome) Sacc. ウスムラサキイッポンシメジ 【よく似た種との区別】 Entoloma coeruleogracilis 本種と異なり子実体が小型のクヌギタケ型 本種と異なり担子胞子が小型 Entoloma kermandii 本種より担子胞子が顕著な角形 (パライバ州新産種) Hygrocybe batistae Singer 【よく似た種との区別】 Hygrocybe paraibensis 本種と担子胞子のサイズが異なる 本種と傘表皮の菌糸の配列が異なる Hygrocybe trinitensis ブラジル、パライバ州に分布する 本種より傘の直径が小さい 本種と異なり襞が常に類白色という特徴を欠く (パライバ州新産種) Hygrocybe occidentalis var. scarletina Pegler & Fiard 【よく似た種との区別】 Hygrocybe occidentalis 本変種と子実体の色が異なる (パライバ州新産種) Hygrocybe trinitensis (Dennis) Pegler 【よく似た種との区別】 Hygrocybe batistae ブラジル、パライバ州に分布する 本種より傘の直径が大きい 本種と異なり襞が常に類白色である (パライバ州新産種) Marasmius crinis-equi F. Muell. ex Kalchbr. 【よく似た種との区別】 Marasmius crinis-equi var. monocotyledonum 本種より担子胞子のサイズが大きい (パライバ州新産種) Marasmius ferrugineus var. gardneri Singer 【よく似た種との区別】 Marasmius persicinus 本変種と異なり側シスチジアを欠く (パライバ州新産種) Marasmius helvolus Berk. (パライバ州新産種) Marasmius leoninus Berk. 【よく似た種との区別】 Marasmius bellus 本種と傘の色が異なる 本種と担子胞子のサイズが異なる (パライバ州新産種) Marasmius phaeus Berk. & M.A. Curtis 【よく似た種との区別】 Marasmius tageticolor 本種より傘が暗色の血赤色 本種と異なり担子胞子が槍形~棍棒形ではなく針形~類棍棒形 (パライバ州新産種) Marasmius trinitatis Dennis 【よく似た種との区別】 Marasmius makok 傘がオリーブ色 本種と異なり傘が鐘状凸形でない 本種より襞の数が少ない 本種と異なり柄が黄褐色~帯褐色でない 本種より担子胞子のサイズが大きい (パライバ州新産種) Dactylosporina steffenii (Rick) Dörfelt 【よく似た種との区別】 Dactylosporina macracantha 熱帯域に分布する 本種と異なり亜熱帯域における分布が知られていない 本種より傘のサイズが小さい 本種より柄が短い 本種ほど柄が細長くない 本種より担子胞子の装飾の丈が高い (パライバ州新産種) Coprinellus disseminatus (Pers.) J.E. Lange イヌセンボンタケ 【よく似た種との区別】 Coprinellus curtus(ヒメツブヒトヨタケ) 材に発生する 子実体が大規模な集まりをなす 子実体が脆い 形態的に類似している(しばしば混同される) 本種と異なり傘の中央部が完全に灰色なのではなく帯褐赤色 (パライバ州新産種) Gymnopilus subtropicus Hesler 【よく似た種との区別】 Gymnopilus junonius(オオワライタケ) 子実体がしっかりとしている 本種と異なり柄により永続性で明瞭な帯状をなすカーテン状の被膜を伴う 本種より担子胞子のサイズが小さい (パライバ州新産種) Leucopaxillus gracillimus Singer & A.H. Sm. 【よく似た種との区別】 Leucopaxillus brasiliensis 本種と異なり傘が橙色ではなく帯赤色~帯褐紫色 本種と異なり襞が類白色ではなく帯黄色 本種と異なり柄が帯黄橙色