(仮訳)トルコ、トラブゾン県における大型菌類の新産種
Keleş, A. 2019. New records of macrofungi from Trabzon province (Turkey). Applied Ecology and Environmental Research. Available at: http://aloki.hu/pdf/1701_10611069.pdf [Accessed August 21, 2019] 【R3-06515】2019/8/21投稿

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3行まとめ

トルコ、トラブゾン県からPluteus variabilicolorCoprinopsis urticicola、およびChroogomphus confususをトルコ新産種として報告した。
これらの種はそれぞれハシバミ属の樹下、イラクサ属植物の残渣、マツ属の樹下に発生していた。
各種について記載文、写真、類似種との形質比較表などを掲載した。

(トルコ新産種)

Pluteus variabilicolor Babos
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【よく似た種との区別】
Pluteus aurantiorugosus(ヒイロベニヒダタケ)
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
本種と異なりハシバミ属の樹下ではなく広葉樹の材などに発生する
本種より傘のサイズが小さい
本種と異なり傘の色がレモン色ではなく幼時明るい緋色~橙色で老成すると帯橙黄色に退色する
本種より柄のサイズが小さい
本種より縁シスチジアが短い
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種より側シスチジアのサイズが小さい
Pluteus leoninus(ベニヒダタケ)
傘のサイズの範囲が重なる
柄のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
側シスチジアの範囲が重なる
本種と異なりハシバミ属の樹下ではなく広葉樹の材などに発生する
本種と異なり傘の色がレモン色ではなく黄金色で中央部が褐黄色
本種より担子器のサイズが大きい
本種より縁シスチジアが長い

(トルコ新産種)

Coprinopsis urticicola (Berk. & Broome) Redhead, Vilgalys & Moncalvo
コツブノヒメヒトヨタケ
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【よく似た種との区別】
Coprinopsis vermiculifer
柄の長さの範囲が重なる
本種と異なり草本の残渣ではなく焼け跡や粘土質土壌の裸地などに発生する
本種より傘のサイズが大きい
本種と異なり傘が純白色ではなく帯褐灰色
本種より担子器の幅が広い
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種より側シスチジアの幅が広い
Coprinopsis gonophylla(ヤケノヒメヒトヨタケ)
担子器のサイズの範囲が重なる
本種より傘のサイズが小さい
本種より柄が長い
本種より柄の幅が狭い
本種より担子胞子の幅が広い
本種より縁シスチジアの幅が広い
本種より側シスチジアのサイズが大きい

(トルコ新産種)

Chroogomphus confusus Yan C. Li & Zhu L. Yang
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【よく似た種との区別】
Chroogomphus mediterraneus
マツ属の樹下に発生する
傘のサイズの範囲が重なる
柄のサイズの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
縁シスチジアのサイズの範囲が重なる
本種と異なり傘が帯灰褐色または帯赤褐色ではなく帯灰色、クリーム橙色、帯ワイン色~帯ワイン汚褐色
Chroogomphus rutilus(クギタケ)
傘のサイズの範囲が重なる
担子器のサイズの範囲が重なる
担子胞子のサイズの範囲が重なる
縁シスチジアのサイズの範囲が重なる
本種と異なり傘が帯灰褐色または帯赤褐色ではなく帯灰色、帯ワイン色~帯ワイン汚褐色
本種より柄の幅が狭い