2016年5月15日 （仮訳）中米およびパナマ産の節間生付着器を有する植物寄生性アステリナ科菌類の新記録 Hofmann, TA. & Piepenbring, M., 2014. New records of plant parasitic Asterinaceae (Dothideomycetes, Ascomycota) with intercalary appressoria from Central America and Panama. Tropical Plant Pathology. Available at: http://www.scielo.br/scielo.php?pid=S1982-56762014000600001&script=sci_arttext&tlng=pt [Accessed May 14, 2016]. 【R3-02926】2016/05/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パナマ西部においてアステリナ科菌類を調査し、Asterolibertia licaniicolaなど4種を報告した。 そのうち3種について新宿主を報告し、Cirsosia splendidaのアナモルフがHomalopeltis chrysobalaniであることを示した。 また、新組み合わせAsterolibertia noduliferaを提唱し、本研究の対象種の検索表を掲載した。 （中米、パナマ新産種） Asterolibertia licaniicola Hansf. 【よく似た種との区別】 Asterolibertia nodulosa 同所的に分布する（パナマ） 子座が円形 盾状子嚢殻に星状の裂け目を有する 子嚢胞子が楕円形 本種と異なり宿主内部に内生子座を形成する 本種と異なり吸器を欠く Asterolibertia inaequalis 同所的に分布する（ブラジル） 同時に発生することがある 同じLicania属植物を宿主とする 子嚢胞子が2細胞からなる 子嚢胞子の上部の細胞から発芽する 付着器のサイズの範囲が重なる 付着器が全縁 付着器が有柄 本種と異なり密で明瞭なコロニーを形成する 本種と異なり宿主表面の菌糸体が暗色 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が褐色ではなく暗褐色 本種と異なり子嚢胞子が扁圧され末端が広く丸い 本種と異なり子嚢胞子表面が微細な小疣状ではなく平滑 本種と異なり節間付着器が樽形 （パナマ新産種） Asterolibertia nodulosa (Speg.) Hansf. 【よく似た種との区別】 Asterolibertia licaniicola 同所的に分布する（パナマ） 子座が円形 盾状子嚢殻に星状の裂け目を有する 子嚢胞子が楕円形 本種と異なり宿主内部に内生子座を形成しない 本種と異なり吸器を有する （中米、パナマ新産種） Cirsosia splendida Bat. & H. Maia （新組み合わせ） Asterolibertia nodulifera (Syd. & P. Syd.) T.A. Hofmann 旧名：Asterina nodulifera Syd. & P. Syd. ※本種のレクトタイプ標本を指定した。