2015年3月13日 (仮訳)モンテネグロ産のリンゴを宿主とするZygophiala属菌の新種および新産種 Zhang, M. et al., 2015. New species and record of Zygophiala (Capnodiales, Mycosphaerellaceae) on apple from Montenegro. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.195.3.2 [Accessed March 12, 2015]. 【R3-01637】2015/03/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ モンテネグロの果樹園において、すす点病の病徴を示したリンゴ果実から分離されたZygophiala属菌を検討した。 形態学的検討および分子系統解析の結果を基にZ. montenegroensisを新種記載し、トルコ北東部産の”Zygophiala sp. FS6″が本種と一致することを示した。 また、Z. cylindricaをモンテネグロおよびヨーロッパ新産種として報告した。 Montenegro, Berane (新種) Zygophiala montenegroensis G.Y. Sun, Mian Zhang 語源…モンテネグロ産の 【よく似た種との区別】 Zygophiala cylindrica 同所的に分布する(モンテネグロ) リンゴを宿主とする すす点病の病原菌である ITSおよびITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子形成細胞が短い 本種より分生子のサイズが大きい 本種と異なり分生子の隔壁数が(0-)1ではなく(0-)1(-2) ITSおよびITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (ヨーロッパ、モンテネグロ新産種) Zygophiala cylindrica G.Y. Sun, H.Y. Li & R. Zhang 【よく似た種との区別】 Zygophiala montenegroensis 同所的に分布する(モンテネグロ) リンゴを宿主とする すす点病の病原菌である ITSおよびITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子形成細胞が長い 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり分生子の隔壁数が(0-)1(-2)ではなく(0-)1 ITSおよびITS+EF1-α+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される