(仮訳)ボリビア産のヌマジリゴケ属地衣を宿主とする地衣生菌の新種Niesslia echinoides
Etayo, J., Flakus, A. & Kukwa, M., 2013. Niesslia echinoides (Niessliaceae, Ascomycota), a new lichenicolous fungus on Erioderma from Bolivia. The Lichenologist. Available at: http://journals.cambridge.org/abstract_S0024282912000540 [Accessed March 30, 2015].
【R3-01690】2015/03/31投稿

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3行まとめ

ボリビアにおいてErioderma barbellatumの地衣体下面に生じた地衣生菌を検討し、Niesslia echinoidesとして新種記載した。
本種は子嚢果がウニのような形態で凝集し、分枝しない剛毛に覆われる点、子嚢内部で2分裂する大型の子嚢胞子を8つ有することなどで特徴づけられた。
本種の発生による宿主の損傷は認められなかった。
Bolivia, Dept. La Paz, Prov. Nor Yungas, PNANMI Cotapata, 30 min by foot of Unduavi by Sillu Tincara pre-Columbian route

(新種)

Niesslia echinoides Etayo, Flakus & Kukwa
語源…ウニのような
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Niesslia schizospora
本種と異なりErioderma barbellatumではなくゴンゲンゴケ属の一種を宿主とする
本種より子嚢果のサイズが比較的小さい
本種より子嚢果を覆う剛毛が疎ら
本種と異なり剛毛が通常分枝しないのではなく分枝する
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
Niesslia globospora
本種と異なりErioderma barbellatumではなくDictyonema glabratumを宿主とする
本種より子嚢果の剛毛の数が少ない
本種と異なり子嚢が8胞子性ではなく常に4胞子性
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形~長楕円形ではなく類球形の2細胞からなる
本種と異なり子嚢胞子が平滑ではなく装飾を有する
本種より剛毛がずっと長い
Niesslia tetraedrispora
子嚢が8胞子性
本種より子嚢胞子の幅が広い
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形~長楕円形ではなく四面体