2022年3月31日 (仮訳)イギリス産Tazzetta属菌について Yao, Y-J. & Spooner, BM. 2002. Notes on British species of Tazzetta (Pezizales). Mycological Research. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/mycological-research/article/abs/notes-on-british-species-of-tazzetta-pezizales/4FC81DA428B7EAFAD887672C45C3D7E9 [Accessed March 31, 2022] 【R3-09373】2022/3/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ イギリス産Tazzetta属菌の命名法および分類について記述した。 新組み合わせT. scoticaを提唱し、ネオタイプ標本を指定した。 イギリス産の種として4種を認め、これらの検索表を作成した。 (その他掲載種) Pustularia patavina (Cooke & Saccardo) Boudier (その他掲載種) Tarzetta catinus (Holmskjold) Korf & J.K. Rogers シロツボタケ 【よく似た種との区別】 Tarzetta spurcata イギリスに分布する 子嚢盤が大型 托表面が微細な小隆起状 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく楕円形~類紡錘状 本種と異なり側糸が子嚢を超えないかほとんど超えないのではなく通常超える 本種と異なり側糸が分枝しないか僅かに膨大するのみではなくしばしば頂部で膨大し、浅裂するか不規則に分枝する (その他掲載種) Tarzetta cupularis (Linnaeus) Lambotte コゴメノチャワンタケ 【よく似た種との区別】 Tarzetta scotica イギリスに分布する 子嚢盤が小型 托表面が特に縁部にかけて顕著な小隆起状 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が広楕円形~楕円形ではなく楕円形 (その他掲載種) Tarzetta gaillardiana (Boudier) Korf & J.K. Rogers (その他掲載種) Tarzetta rosea (Rea) Dennis UK, Perthshire, near Perth, Quarry Millden (新組み合わせ) Tarzetta scotica (Rea) Y.J. Yao & Spooner 旧名:Pustularia scotica Rea ※Pustularia scoticaのネオタイプ標本を指定した。 【よく似た種との区別】 Tarzetta cupularis(コゴメノチャワンタケ) イギリスに分布する 子嚢盤が小型 托表面が特に縁部にかけて顕著な小隆起状 本種より子嚢胞子の幅が広い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形ではなく広楕円形~楕円形 (その他掲載種) Tarzetta spurcata (Pers.) Harmaja 【よく似た種との区別】 Tarzetta catinus(シロツボタケ) イギリスに分布する 子嚢盤が大型 托表面が微細な小隆起状 本種より子嚢胞子が短い 本種と異なり子嚢胞子が楕円形~類紡錘状ではなく楕円形 本種と異なり側糸が通常子嚢を超えるのではなく超えないかほとんど超えない 本種と異なり側糸がしばしば頂部で膨大し、浅裂するか不規則に分枝するのではなく分枝しないか僅かに膨大するのみである