(仮訳)チェコ産コウヤクタケ類について (2):Athelidium caucasicum
Zíbarová, L. & Tejklová, T. 2019. Notes on corticioid fungi of the Czech Republic. II. Athelidium caucasicum (Stephanosporaceae, Agaricales). Czech Mycology. Avaialble at: http://www.czechmycology.org/_cmo/CM71106.pdf [Accessed July 5, 2019] 【R3-06373】2019/7/5投稿

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3行まとめ

チェコからAthelidium caucasicumを報告し、記載文、写真、スケッチなどを掲載した。
本報告はロシア、コーカサスからの原記載以来2番目の報告となった。
本種は原記載のヤナギ属ではなくトネリコ属植物の材に発生していた。

(チェコ新産種)

Athelidium caucasicum Yurchenko
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【よく似た種との区別】
Athelidium aurantiacum
同じヤナギ属植物の材に発生する
子実層面が橙黄色
担子胞子が類紡錘形~円筒形
子実体形成菌糸層の菌糸の幅の範囲が重なる
本種と異なりロシアおよびチェコではなくスロバキア、オーストリア、ドイツ、ポーランドなどに分布する
本種と異なりトチノキ属、ハンノキ属植物などの材に発生する
本種と異なり担子器がほとんどの場合2胞子性なのではなく4胞子性
本種と異なり菌糸にクランプを欠く
Athelia phycophila
担子器が僅かに狭窄する
菌糸にクランプを欠く
本種と異なり子実体が明色でない