2014年8月20日 (仮訳)グリーンランドの新規および興味深い地衣類の記録XI Hansen, ES., 2012. Notes on some new and interesting Greenland lichens XI. Graphis Scripta. Available at: http://nhm2.uio.no/botanisk/lav/Graphis/24_2/GS_24_55.pdf [Accessed August 19, 2014]. 【R3-01020】2014/08/20投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ グリーンランドのツンドラ地帯に生息する新種の地衣、Buellia mogenseniiを記載した。 また、Acarospora amphibolaなど4種をグリーンランド新産種として報告した。 1種をグリーンランド西部,4種をグリーンランド中西部、2種をグリーンランド南部新産種として報告した。 Greenland, Kap København area, at base camp ※Google mapの不具合で上の地図では座標がずれていますが、実際の地点は82°24′N, 21°11′Wです。 (新種) Buellia mogensenii E.S. Hansen & Tønsberg 語源…本種の採集者であるデンマークの蘚苔学者、Gert Steen Mogensenに献名 【よく似た種との区別】 Buellia arborea 粉芽外部の菌糸がKOH陰性または”intensifying” 粉芽外部の菌糸が硝酸陰性 本種と異なり地上生ではなく樹皮生である 本種と異なり判別に用いられる地衣成分としてアトラノリンのみを含むという特徴を欠く Buellia griseovirens 粉芽外部の菌糸がKOH陰性または”intensifying” 粉芽外部の菌糸が硝酸陰性 本種と異なり地上生ではなく樹皮生である 本種と異なり判別に用いられる地衣成分としてアトラノリンのみを含むという特徴を欠く Rinodina candidogrisea 地衣体が白色 粉芽が灰色 地衣体中心部の粉芽が青色に縁取られる 本種ほど粉芽が顕著な青色でない 本種と異なり”marginal areole”がやや鱗片状 本種と異なり地衣成分のアトラノリンを欠く 本種と異なり地衣成分のゼオリン、未知の脂肪酸、バリオラル酸、未知の色素を含む (グリーンランド新産種) Acarospora amphibola Wedd. (グリーンランド西部新産種) Aspicilia anseris (Lynge) J.W. Thomson (グリーンランド新産種) Aspicilia simoënsis Räsänen (グリーンランド中西部新産種) Collema fuscovirens (With.) J.R. Laundon (グリーンランド中西部新産種) Dermatocarpon deminuens Vain. (グリーンランド中西部新産種) Mycobilimbia hypnorum (Lib.) Kalb & Hafellner (グリーンランド南部新産種) Placynthiella oligotropha (J.R. Laundon) Coppins & P. James (グリーンランド南部新産種) Polysporina simplex (Taylor) Vezda (グリーンランド新産種) Rhizocarpon frigidum Räsänen (グリーンランド中西部新産種) Stereocaulon symphycheilum I.M. Lamb (グリーンランド新産種) Verrucaria funckii (Spreng.) Zahlbr.