2022年2月5日 （仮訳）西表島で採集された特筆すべき葉上生地衣 Miyazawa, K., Ohmura, Y. & Yamaoka, Y. 2022. Noteworthy foliicolous lichens collected from Iriomote Island, southern Japan. Taiwania. Available at: https://taiwania.ntu.edu.tw/abstract.php?type=abstract&id=1821 [Accessed February 5, 2022] 【R3-09213】2022/2/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ 西表島における葉上生地衣の調査で51種を同定し、日本新産種としてByssoloma chlorinum、B. vanderystii、およびGallaicolichen pacificus、西表島新産種として2種をそれぞれ報告した。 Tricharia kashiwadaniiのハイフォフォアおよびダイアハイフェを初めて報告した。 3種のmtSSU配列を初めて取得し、相同性検索およびGenBank登録を実施した。 （日本新産種） Byssoloma chlorinum (Vainio) Zahlbruckner 【よく似た種との区別】 Byssoloma vanderystii 日本に分布する 葉上生地衣である 本種と異なり子器盤が帯褐黒色ではなくチョコレート褐色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3（稀に4）ではなく(6–)7 Byssoloma leucoblepharum（チャワタヘリゴケ） 葉上生地衣である 形態的に類似している（混同のおそれがある） 本種と異なり子器縁部が類白色綿毛状ではなくシャモア色綿毛状 本種と異なり地衣体が淡緑色ではなく暗色 本種と異なり地衣体表面が粉質ではなく平滑 （日本新産種） Byssoloma vanderystii Sérusiaux 【よく似た種との区別】 Byssoloma chlorinum 日本に分布する 葉上生地衣である 本種と異なり子器盤がチョコレート褐色ではなく帯褐黒色 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(6–)7ではなく3（稀に4） （アジア、日本新産種） Gallaicolichen pacificus Sérusiaux & Lücking （西表島新産種） Byssoloma minutissimum Kalb & Vězda コワタヘリゴケ （西表島新産種） Fellhanera rhapidophylli (Rehm) Vězda （その他掲載種） Byssoloma annuum (Vainio) G. Thor, Lücking & Tat. Matsumoto ウスチャワタヘリゴケ （その他掲載種） Eugeniella micrommata (Krempelhuber) Lücking, Sérusiaux & Kalb アマミイボゴケ （その他掲載種） Porina kamerunensis F. Schilling （その他掲載種） Semigyalecta paradoxa Vainio ニセサクラゴケ （その他掲載種） Tricharia kashiwadanii G. Thor, Lücking & Tat. Matsumoto ヨウジョウクロヒゲモドキ