2017年5月14日 (仮訳)ヒトの黒色顆粒菌腫を引き起こす新属新種Emarellia griseaおよび新種Emarellia paragrisea Borman, AM. et al., 2016. Novel Taxa Associated with Human Fungal Black-Grain Mycetomas: Emarellia grisea gen. nov., sp. nov., and Emarellia paragrisea sp. nov. Journal of Clinical Microbiology. Available at: http://jcm.asm.org/content/54/7/1738.short [Accessed May 14, 2017]. 【R3-04021】2017/05/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ヒトの黒色顆粒菌腫から分離され、Madurella griseaと同定されていた菌株の分子系統解析を実施した。 インドおよびスリランカにおいて分離された5菌株を基に、新属新種Emarellia griseaを記載した。 また、ベルファストの病院で国籍不明の患者から分離された菌株を検討し、分子系統解析の結果を基にE. paragriseaとして記載した。 School of Tropical Medicine, Kolkata (新種) Emarellia grisea Borman, Desnos-Ollivier, Campbell, Bridge, Dannaoui & Johnson 語源…(属名)「菌腫および関連する局在病変を引き起こすインド産の病原菌 (EuMycetoma And RElated Localised Lesions Indian Agent)」の頭文字をとったもの/(種小名)従来Madurella griseaと同定されていたことに因む 【よく似た種との区別】 Emarellia paragrisea 菌腫患者から分離される 培養下で不稔である ITS1+nrLSU+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS1+nrLSU+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Royal Victoria Hospital, Belfast (新種) Emarellia paragrisea Borman, Desnos-Ollivier, Campbell, Bridge, Dannaoui & Johnson 語源…Emarellia grisea類似の(para-は側、などの意味がある) 【よく似た種との区別】 Emarellia grisea 菌腫患者から分離される 培養下で不稔である ITS1+nrLSU+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で近縁 ITS1+nrLSU+RPB2+EF1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される