(仮訳)イランで瀕死のコナラ属樹木に関係する新種Obolarina persica
Mirabolfathy, M. et al., 2013. Obolarina persica sp. nov., associated with dying Quercus in Iran. Mycoscience. Available at: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1340354013000739 [Accessed November 10, 2013].
【R3-00233】2014/01/04投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

イランで瀕死のQuercus brantiiに炭質の子座を形成する菌をObolarina persicaとして新種記載した。
本種は類似種のObolarina dryophilaとは子嚢胞子のサイズや分子系統解析により区別された。
本種が発生した樹木には葉が退色・褐変したのちに枯死する症状が見られたが、本種が病害の原因菌かどうかは確かでなかった。
Iran, Ilam Prov., Mohite Zist Forestry Park

(新種)

Obolarina persica Mirab., Y.M. Ju, H.M. Hsieh & J. D. Rogers
語源…ペルシャ(イラン)の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Obolarina dryophila
コナラ属樹木に発生する
子嚢胞子が能動的に射出されないように見える
アナモルフの培養性状が類似する
RPB2+TUB+ACT遺伝子に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりヤナギ属のエンドファイトとしても報告されている
本種より子嚢胞子のサイズがずっと小さい
RPB2+TUB+ACT遺伝子に基づく分子系統解析で明瞭に区別される