(仮訳)中国における新種Nothophoma spiraeaeの発生および同定
Zhang, L-X. et al., 2020. Occurrence and identification of Nothophoma spiraeae sp. nov. in China. Phytotaxa. Available at: https://www.mapress.com/j/pt/article/view/phytotaxa.430.3.1 [Accessed February 10, 2020] 【R3-07033】2020/2/10投稿

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3行まとめ

中国北京市においてホザキシモツケの枝から分離された菌を検討し、Nothophoma spiraeaeとして新種記載した。
本種は宿主の潰瘍病に関連し、当該宿主から分離された初の本属菌であった。
Nothophoma属の検索表を掲載した。
中国北京市怀柔区喇叭溝門原始森林公園

(新種)

Nothophoma spiraeae L.X. Zhang & X.L. Fan
語源…シモツケ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Nothophoma quercina
分生子のサイズが類似している
フィアライドが無色
フィアライドがアンプル形~樽形
フィアライド表面が平滑
分生子に隔壁を欠く
ITS+nrLSU+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりホザキシモツケではなくコナラ属植物などを宿主とする
本種より分生子殻のサイズが小さい
本種と異なり分生子殻が広球形~不規則形ではなく球形~類球形
本種よりフィアライドのサイズが小さい
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が帯オリーブ色ではなく褐色
本種と異なり分生子が楕円形~長楕円形ではなく卵形~楕円形
ITS+nrLSU+rpb2+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Nothophoma variabilis
フィアライドのサイズの範囲が重なる
フィアライドが無色
フィアライド表面が平滑
分生子が無色
分生子に隔壁を欠く
本種と異なりホザキシモツケではなくヒトの気道などから分離される
本種より分生子殻のサイズが大きい
本種と異なり分生子殻が帯オリーブ黄褐色ではなく褐色
本種と異なり分生子殻が広球形~不規則形ではなく類球形
本種と異なりフィアライドがアンプル形~樽形ではなくアンプル形
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子が楕円形~長楕円形ではなく楕円形~円筒形または不規則形