(仮訳)Rhizomnium punctatumの永存性の原糸体に生じた新種の子嚢菌、Octospora mnii
Döbbeler, P. & Facher, E. 2014. Octospora mnii (Pezizales), a new ascomycete on the persistent protonema of Rhizomnium punctatum. Karstenia. Available at: https://funga.fi/Karstenia/Karstenia_54-2_2014-2.pdf [Accessed August 23, 2022] 【R3-09808】2022/8/23投稿

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3行まとめ

ドイツ、バイエルン州においてRhizomnium punctatumの原糸体に寄生していた菌を検討し、Octospora mniiとして新種記載した。
本種は非常に小型の子嚢盤を原糸体の間に形成し、大型厚壁の付着器を有していたほか、宿主細胞内に吸器を形成した。
本種はチョウチンゴケ科のコケに発生した初の”オクトスポラ科”菌類として報告された。
Germany, Bavaria, Upper Bavaria, southwestern surroundings of Starnberg, Gorge ‘Maisinger Schlucht’, few meters afar from the rivulet ‘Maisinger Bach’

(新種)

Octospora mnii Döbbeler & Facher
語源…チョウチンゴケ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Octospora lilacina
コケ寄生菌である
宿主の原糸体に生じる
子嚢盤のサイズの範囲が重なる
子嚢胞子のサイズが類似している
本種と異なり子嚢盤が紫色
本種より付着器のサイズが小さい
Octospora phagospora
子嚢胞子のサイズが類似している
本種より子嚢盤の最大幅が広い
本種と異なり子嚢が4胞子性
本種と異なり子嚢胞子表面が粗い疣状
Octospora similis
コケ寄生菌である
宿主の原糸体に生じることがある
本種と異なりウチワチョウチンゴケ属ではなくハリガネゴケ属のコケなどに生じる
本種と異なり宿主の仮根に生じる
本種より子嚢盤のサイズがかなり大きい