(仮訳)Omphalina discorosea:種の分類学的位置
Zvyagina, EA., Alexandrova, AV. & Bulyonkova, TM., 2015. Omphalina discorosea: taxonomical position of the species. Mikologiya I Fitopatologiya. Available at: https://www.researchgate.net/profile/Elena_Zvyagina/publication/277307073_Zvyagina_E.A.__Alexandrova_A.V._Bulyonkova_T.M._Omphalina_discorosea_taxonomical_poisitios_of_the_species__Mycology_and_phytopathology._V_49_(1)_19-25/links/5566bc8408aeab77721cc0c8.pdf [Accessed June 13, 2017].
【R3-04113】2017/06/13投稿

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3行まとめ

Omphalina discoroseaRhodocybe ulmiおよびRh. xylophilaが同種であることを示した。
また、分子系統解析の結果を基に、本種がArrhenia属に含まれることを示し、同属への転属を行った。
本種はArrhenia epichysiumとは形態的に非常に類似し、子実体の色でしか区別できないが、両種はITS領域に基づく分子系統解析で異なる系統を形成した。

(新組み合わせ)

Arrhenia discorosea (Pilát) E.A. Zvyagina, A.V. Alexandrova, T.M. Bulyonkova
旧名:Omphalia discorosea Pilát
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Arrhenia epichysium(ヒダサカズキタケ)
材生息菌である
形態的に非常に類似している(子実体の色でしか区別できない)
nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり子実体が暗青色を帯びる
nrLSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Omphalina demissa
本種と異なり腐朽材ではなく地上に発生する
本種より子実体のサイズが小さい
本種と異なり子実体が紫色でのちに洋紅色を帯びる
本種と異なり襞の間隔が疎
本種より担子胞子のサイズが大きい
Rhodocybe lignicola
材生息菌である
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり担子胞子が涙形~楕円形ではなく多角形
Rhodocybe paurii
材生息菌である
形態的に類似している(混同のおそれがある)
本種と異なり子実体がヒダサカズキタケ型ではなくヒラタケ型