(仮訳)インド、ケララ州において伝統薬として用いられてきた菌の分類学的同定
Deepna Latha, KP., Veluthoor, S. & Manimohan, P., 2015. On the taxonomic identity of a fungal morph used in traditional medicine in Kerala State, India. Phytotaxa. Available at: http://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.201.4.4 [Accessed June 14, 2017].
【R3-04115】2017/06/14投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

インド、ケララ州において”nilamanga”と呼ばれ薬用にされてきたが、不稔であり正体が明らかでなく、暫定的に”Sclerotium stipitatum“の学名が与えられていた地下生菌を検討した。
分子系統解析により、本種はシロアリの巣に発生するXylaria acuminatilongissimaと同定された。
不稔の構造は菌核であり、不適な環境を生存するための休眠構造としてのはたらきがあると考えられた。

(その他掲載種)

Xylaria acuminatilongissima Y.M. Ju & H.M. Hsieh
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Xylaria nigripes
台湾に分布する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される