2021年11月28日 (仮訳)中国産Zasmidium属1新種および1新産種 An, Y-Y. et al., 2021. One new species and one new record of Zasmidium in China. Biodiversity Data Journal. Available at: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7809012/pdf/bdj-09-e59001.pdf [Accessed November 28, 2021] 【R3-09004】2021/11/28投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国貴州省においてサルトリイバラの葉の病斑から分離されたアナモルフ菌を検討し、Zasmidium liboenseとして新種記載した。 また、雲南省においてサイハイランの葉から分離された菌をZ. citri-griseumと同定し、中国新産種として報告した。 Z. citri-griseumの宿主植物はこれまでマメ科、バショウ科、ミカン科が知られており、ラン科からは初報告となった。 中国貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州茘波県金獅洞 (新種) Zasmidium liboense Y.Y. An, Yong Wang bis & K.D. Hyde 語源…茘波産の 【よく似た種との区別】 Zasmidium cellare ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子が末端生ではなく末端生または側生 本種より分生子のサイズが通常小さい 本種と異なり分生子が淡い帯オリーブ褐色~淡い帯黒褐色ではなくほぼ無色 本種と異なり分生子の隔壁数が0-1ではなく0–1(–4) ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Zasmidium araliae 本種より分生子のサイズが小さい Zasmidium cerophilum ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい ITS+nrLSU+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Zasmidium litseae 本種より分生子のサイズが小さい Zasmidium capparacearum 本種より分生子の隔壁数が多い Zasmidium eriolobi 本種より分生子の隔壁数が多い Zasmidium gahniicola 本種より分生子の隔壁数が多い Zasmidium mitellae 本種より分生子の隔壁数が多い Zasmidium clusiae 本種と異なり分生子基部のへそが厚くない Zasmidium deightonianum 分生子が僅かに~明瞭に厚壁 本種より分生子柄が短い Zasmidium oxycocci 分生子が僅かに~明瞭に厚壁 本種より分生子柄が短い (中国新産種) Zasmidium citri-griseum (F.E. Fisher) U. Braun & Crous