(仮訳)ノルウェー南部においてカバノキの樹皮下キクイムシと関係を持つ新種Ophiostoma denticiliatumおよびその他のOphiostoma属菌
Linnakoski, R. et al., 2009. Ophiostoma denticiliatum sp. nov. and other Ophiostoma species associated with the birch bark beetle in southern Norway. Persoonia. Available at: https://doi.org/10.3767/003158509X468038 [Accessed November 24, 2018] 【R3-05705】2018/11/25投稿

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3行まとめ

ノルウェーにおいてScolytus ratzeburgiの感染を受けたカバノキ属樹木2種の坑道および虫体から分離された菌を検討した。
Ophiostoma karelicumの分離頻度が最も高く、宿主との特異的な関係が示唆された。
また、PesotumおよびSporothrix属アナモルフを有する新種O. denticiliatumを記載した。
Norway, Hobøl

(新種)

Ophiostoma denticiliatum Linnakoski, Z.W. de Beer & M.J. Wingf.
語源…小歯状の(孔口菌糸頂部の形状から)
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【よく似た種との区別】
Ophiostoma quercus
ノルウェーに分布する
広葉樹を宿主とする
Scolytus ratzeburgiから分離される
子嚢殻孔口の菌糸が分生子形成細胞に変化することがある
ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりセルビア、フィンランド、ロシアなどにおける分布が知られている
本種と異なりQuercus roburなどを宿主とする
本種と異なり多様な昆虫種と関係を持つ
本種と異なり子嚢殻孔口の菌糸が常に分生子形成細胞に変化して小歯状をなすという特徴を欠く
ITSおよびβ-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Ophiostoma karelicum Linnakoski, Z.W. De Beer & M.J. Wingf.
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