2023年1月25日 （仮訳）パキスタン、ギルギット・バルティスタン州、ダレル渓谷に産した新種Oxneriaria pakistanica Iqbal, MS. et al., 2023. Oxneriaria pakistanica sp. nov. (Megasporaceae, Pertusariales, Ascomycota) from Darel Valley, Gilgit Baltistan, Pakistan. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.579.2.6 [Accessed January 25, 2023] 【R3-10273】2023/1/25投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません（大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため）。 3行まとめ パキスタン、ギルギット・バルティスタン州で採集された岩上生地衣の一種を検討し、Oxneriaria pakistanicaとして新種記載した。 本種は地衣体が帯白灰色～灰色で小区画状、子器が埋生し、子嚢胞子が類球形～広楕円形であることなどで特徴づけられた。 本種を含む分子系統樹、類似種との形質比較表、本属の改訂版検索表などを掲載した。 Pakistan, Gilgit Baltistan, Darel Valley （新種） Oxneriaria pakistanica M.S Iqbal, Usman, K. Habib, Khalid 語源…パキスタンの 【よく似た種との区別】 Oxneriaria rivulicola 子器のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子器が埋生しない 本種と異なり地衣体が帯白灰色～灰色でない 本種と異なり地衣体が顕著な小区画状ではなく”zonate”で放射状の亀裂状 本種と異なり初生菌糸体を欠くのではなく有する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が類球形～広楕円形でない 本種と異なり地衣成分を含まない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria verruculosa 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子器のサイズが小さい 本種より地衣体の小区画の最大幅が狭い 本種と異なり地衣体が顕著な小区画状ではなくしばしば細長い 本種と異なり地衣体に粉霜を欠くのではなく有する 本種と異なり初生菌糸体を欠くのではなく有する 本種より子実層の丈が低い 本種より子実下層の丈が低い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい 本種と異なり地衣成分として未知成分ではなくスチクチン酸およびノルスチクチン酸を含む ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria dendroplaca 地衣体が顕著な小区画状 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり地衣体が帯白灰色～灰色ではなく暗い帯緑灰色～褐色 本種と異なり地衣体の小区画が細長い 本種と異なり初生菌糸体を欠くのではなく有する 本種より子嚢胞子のサイズが大きい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria nikrapensis 本種と異なり地衣体が帯白灰色～灰色ではなく類白色 本種と異なり地衣体が穀粉状 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり地衣成分として未知成分ではなくスチクチン酸を含む