(仮訳)ニュージーランド産の2種の見過ごされてきた地衣類、新組み合わせPannaria crispellaおよびP. campbelliana
Elvebakk, A. 2022. Pannaria crispella comb. nov. and P. campbelliana Hue, two overlooked lichens from New Zealand. Australasian Lichenology. Available at: https://www.anbg.gov.au/abrs/lichenlist/Australasian_Lichenology.html [Accessed August 10, 2022] 【R3-09771】2022/8/10投稿

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3行まとめ

Pannaria implexaと同種と考えられていたニュージーランド産のPsoroma sphinctrinum var. crispellumを再検討した。
本変種が当該種と別種であることを示し、本種を新組み合わせPa. crispellaとした。
また、同じくPa. implexaと同種と考えられていたPa. campbellianaを検討し、やはり別種とする先行研究の主張が裏付けられた。

(新組み合わせ)

Pannaria crispella (Nyl.) Elvebakk
旧名:Psoroma sphinctrinum var. crispellum
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【よく似た種との区別】
Pannaria implexa
形態的に類似している(同種と考えられていた)
ペリスポアの形態が類似している
本種と子嚢胞子の嘴の長さが異なる
本種と子嚢胞子の壁の構造が異なる
Pannaria campbelliana
本種と異なり子嚢胞子が嘴状に伸長しない

(その他掲載種)

Pannaria campbelliana Hue
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【よく似た種との区別】
Pannaria implexa
地衣体の形態が類似している
本種と異なり地衣体の鱗片が屈地性の配置を示すという特徴を欠く
本種と異なり子嚢胞子が嘴状に伸長する
Pannaria crispella
本種と異なり子嚢胞子が嘴状に伸長する
Pannaria byssoidea
初生菌糸体が顕著に発達する
初生菌糸体が繊維状である
本種と異なり地衣体の鱗片が屈地性の配置を示すという特徴を欠く