(仮訳)ニュージーランド北部産の見過ごされてきた地衣、新組み合わせPannaria pyxinoides
Elvebakk, A. 2018. Pannaria pyxinoides comb. nov., an overlooked lichen species from northern New Zealand. Australasian Lichenology. Available at: https://munin.uit.no/bitstream/handle/10037/14579/article.pdf [Accessed February 8, 2019] 【R3-05931】2019/2/8投稿

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3行まとめ

ニュージーランド固有種のPsoroma pyxinoidesPannaria sphinctrinaと別種であることを示し、本種をPannaria属に移した。
本種はP. sphinctrinaとは地衣体、粉子器、子嚢胞子などの形態が異なっていた。
本種の形態はむしろP. allorhizaに類似し、その種との関係性が示唆された。

(新組み合わせ)

Pannaria pyxinoides (Nyl.) Elvebakk
旧名:Psoroma pyxinoides Nyl.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pannaria sphinctrina
形態的に類似している(同種と考えられたこともあった)
地衣体が野外で”deep lettuce green”である
主要な地衣成分が同一
本種と異なり地衣体が古い収蔵標本では淡黄褐色ではなく暗栗褐色になる
本種ほど裂片が固着しない
本種より裂片が厚い
本種と異なり粉子器が疣状
本種より子嚢胞子のサイズが小さい
本種と異なり子嚢胞子表面に数個の低い疣があることもあるのではなく、疣がより大型で数も多く、頂部に大型の伸長部を有する
Pannaria allorhiza
粉子器の形態が類似している
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の形状が類似している
Pannaria araneosa
子嚢胞子のサイズが類似している
子嚢胞子の形状が類似している