(仮訳)エジプト、ワディエルナトルーンのハムラ湖においてアルカリ性の底泥から見出された新種Paracremonium moubasheri、および認められている種の検索表
Al-Bedak, OA., Ismail, MA. & Mohamed, RA. 2019. Paracremonium moubasheri, a new species from an alkaline sediment of Lake Hamra in Wadi-El-Natron, Egypt with a key to the accepted species. Studies in Fungi. Available at: https://asianjournalofmycology.org/pdf/AJOM_2_1_19-1.pdf [Accessed January 6, 2020] 【R3-06929】2020/1/6投稿

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3行まとめ

エジプトの高塩分の湖において底泥から分離された菌を検討し、Paracremonium moubasheriとして新種記載した。
本種は分生子が大型で、厚壁胞子を形成することなどで同属他種と区別された。
本属菌の検索表を掲載した。
Egypt, Wadi-El-Natron, Lake Hamra

(新種)

Paracremonium moubasheri Al-Bedak OA & Ismail MA
語源…エジプト、アシュート大学菌学センターの創設者であるMoubasher AH氏に献名
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【よく似た種との区別】
Paracremonium pembeum
厚壁胞子を形成する
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエジプトではなく米国などに分布する
本種と異なり湖の底泥ではなく樹木とEuwallacea属甲虫などから分離される
本種より分生子が短い
本種と異なり厚壁胞子が球形~類球形ではなく球形~楕円形
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Paracremonium inflatum
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエジプトではなくインド、コロンビアなどに分布する
本種と異なりヒトに感染する
本種と異なり分生子柄が不稔のコイル状菌糸から放射状に生じる
本種と異なり厚壁胞子を形成しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Paracremonium contagium
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりエジプトではなくカナダなどに分布する
本種と異なりヒトに感染する
本種と異なり厚壁胞子を形成しない
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される