(仮訳)ペルーのアマゾン川水源に産したアーバスキュラー菌根菌の新種Paraglomus occidentale、およびパラグロムス綱菌類の検索表
Corazon-Guivin, MA. et al., 2020. Paraglomus occidentale, a new arbuscular mycorrhizal fungus from the sources of the Amazon river in Peru, with a key to the Paraglomeromycetes species. Sydowia. Available at: https://www.verlag-berger.at/res/user/berger/media/2822.pdf [Accessed February 18, 2020] 【R3-07059】2020/2/18投稿

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3行まとめ

ペルーにおいてインカナッツの植林地で見出されたアーバスキュラー菌根菌の一種を検討し、Paraglomus occidentaleとして新種記載した。
本種は胞子が無色で、円筒形~僅かに漏斗状の菌糸の末端に生じ、3層からなる外壁と2-3層からなる内壁を有することなどで特徴づけられた。
本新種を含むパラグロムス綱菌類の検索表を作成した。
Santa Cruz, Province of EL Dorado, Department of San Martín, Peru

(新種)

Paraglomus occidentale Corazon-Guivin, G.A. Silva & Oehl
語源…西方の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paraglomus occultum
胞子外壁に装飾を欠く
nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種より胞子の最大サイズが大きい
本種と異なり胞子が無色ではなく無色~白色
本種と異なり胞子のOWL1がメルツァー試薬で帯灰黄色に呈色するのではなく呈色しない
本種と異なり胞子のOWL2がメルツァー試薬で暗黄色ではなく淡黄色に呈色する
nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Paraglomus laccatum
胞子外壁に装飾を欠く
nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり胞子のOWL1がメルツァー試薬で帯灰黄色に呈色するのではなく呈色しない
本種と異なり胞子のOWL2がメルツァー試薬で暗黄色に呈色するという特徴を欠く
nrSSU+ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される