(仮訳)カナダ・アルバータ州でフレアピット土壌から分離された新規耐熱性担子菌、Paratritirachium curvibasidium
Nguyen, H., et al., 2013, Paratritirachium curvibasidium, a new heat-resistant basidiomycete from flare pit soils in Alberta, Canada. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-013-0941-3 [Accessed February 15, 2014].
【R3-00395】2014/02/15投稿

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3行まとめ

カナダ・アルバータ州でフレアピット土壌から分離された菌を、Paratritirachium curvibasidiumとして新種記載した。
本種の担子胞子は耐熱性を持ち、75°Cの高温で熱処理した時のみ発芽が見られた。
透過型電子顕微鏡では、本種は単純で1つの孔を持つ隔壁を持つことが示され、本種がトリティラキウム綱に含まれることが支持された。
Suffield, Alberta, Canada

(新種)

Paratritirachium curvibasidium H.D.T. Nguyen, J.B. Tanney, N.L. Nickerson and Seifert
語源…屈曲した担子器の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Paratritirachium cylindroconium
分生子柄が円筒形
分生子形成細胞が不規則な節を持つ軸状
分生子に隔壁を持たない
SSU+LSUおよびITSに基づく分子系統解析で近縁
本種より分生子形成細胞が長い(約2倍)
本種より分生子のサイズが大きい
本種と異なり分生子が類球形~球形ではなく僅かに洋梨形~長楕円形
本種と異なり疎らに枝状分生子が見られる
本種よりCY20S培地での生長速度が遅く、胞子形成も制限される
本種よりM40Y培地での生長速度が遅く、胞子形成も制限される
SSU+LSUおよびITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される