(仮訳)病理学的、形態学的、細胞遺伝学的、生化学的および分子データにより支持されたColletotrichum cigarro(新組み合わせ・新階級)とColletotrichum kahawaeとの差異
Cabral, A. et al., 2020. Pathological, Morphological, Cytogenomic, Biochemical and Molecular Data Support the Distinction between Colletotrichum cigarro comb. et stat. nov. and Colletotrichum kahawae. Plants. Available at: https://www.mdpi.com/2223-7747/9/4/502 [Accessed April 21, 2020] 【R3-07248】2020/4/21投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

アフリカにおけるコーヒー果実の病原菌であるColletotrichum kahawaeを再検討した。
病原性の有無に基づき、従来本種の亜種とされていたcigarroを種に昇格させた。
両種は分生子や付着器の形態、クエン酸および酒石酸アンモニウムの資化能、30°Cでの生長速度、分子系統解析、ゲノムサイズなどにより識別された。

(新組み合わせ・新階級)

Colletotrichum cigarro (B.S. Weir and P.R. Johnston) A. Cabral & P. Talhinhas
旧名:Colletotrichum kahawae subsp. cigarro B.S. Weir & P.R. Johnst.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Colletotrichum kahawae
付着器の長さ/幅比に有意差を認めない
ApMAT+tub2+apn25L+mat1-2-1+cas1+caswall+gs+siRNA+vosAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコーヒー果実の病害 (CBD) を引き起こす
本種より分生子の平均サイズが大きい
本種より分生子の長さ/幅比が大きい
本種より付着器の平均幅が大きい
本種よりPDA30°Cでの生長が遅い
本種と異なりクエン酸および酒石酸アンモニウムを資化不能
本種よりゲノムサイズが大きい
ApMAT+tub2+apn25L+mat1-2-1+cas1+caswall+gs+siRNA+vosAapn25Lmat1-2-1cas1caswallgssiRNAvosAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される